僕と海と月と猫

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とにかく遠くへ…… 自転車に乗って走り出す。 灯りが消えた街…… 光を求めて、 「月へ……」 月に向かって走る。 深夜を過ぎ、頭上から地へ沈みゆく西へ向かって、力一杯ペダルを踏み込み、 「ウォォォォーッ!」 雄叫びあげ、必死に必死に走って行く。
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