僕と海と月と猫
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誰も居ない、波の音だけが響く冷たい海。 「もう…… どうでもいいや……」 呟きながら足が海へと入った瞬間、背後に気配を感じる。 振り返ると黒猫。 お互いの存在を確認するように見つめ合い、数秒後、黒猫は何もなかったように波際に沿って歩いて行く。 「何処へ行くんだろう?」 どうしても気になり、後を付ける事にした。
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