僕と海と月と猫

5/13
前へ
/377ページ
次へ
誰も居ない、波の音だけが響く冷たい海。 「もう…… どうでもいいや……」 呟きながら足が海へと入った瞬間、背後に気配を感じる。 振り返ると黒猫。 お互いの存在を確認するように見つめ合い、数秒後、黒猫は何もなかったように波際に沿って歩いて行く。 「何処へ行くんだろう?」 どうしても気になり、後を付ける事にした。
/377ページ

最初のコメントを投稿しよう!

222人が本棚に入れています
本棚に追加