僕と海と月と猫

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左へ一度、右へ二度曲がった突き当たり…… そこに居たんだ…… もう一匹の黒猫と…… 小さい小さい黒猫が五匹。 「お前…… 子供が産まれるのを待ってたのか?」 さっきまで海と月を一緒に眺めていた黒猫に話し掛ける。 案の定、黒猫は一瞬だけ僕を見詰め、すぐにソッポを向いて母親の元へ。
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