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気が付くと骨董屋の店の前、月円の光を浴びた場所。
「どうでしたか?過去に戻った感想は」
店主の問い掛けに、
「……」
恐怖が蘇り男は何も答えられない。
「あなたが何を見てきたのか知りませんが、過去に戻るという事はそういう事です」
何もかも見透かされている様な気がし、
「僕が過去に戻らなければあんな結果にはならなかったんですか?
未来の僕が過去を引きずらなければ静代は……
彼女はあんな事にはならなかったんですか?」
悔やみが男を怒り口調にさせる。
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