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ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…。
「あいつらはなんだ?春日山城下を我が物顔で歩いてるぞ。」
「お前知らないのか?今回越後領主の神条さまと契約したサイカ衆だぞぉ。」
「サイカ衆?なんなんだそいつらは?」
「お前ほんとなんも知らないんだなぁ。エリート中のエリート傭兵部隊だよ。奴らと契約した軍は戦国を制する、って言われてるぐらいだ。」
「へー…、だがそんな奴らが仲間になったんだ、神条のお家も安泰だなぁ。」
「だと言いよなぁ。」
数日前…
浦川「さて、越後領主の神条ってねはどんな奴だろうなぁ、白瀬。」
俺は浦川。サイカ衆の棟梁だ。今回は名高い越後の神条家に契約の相談にきたんだ。
白瀬「アンタはなんでそんなに楽しそうなのよ…。ここに来るまでどんなに苦労したと思ってるの…。」
コイツは白瀬。俺のバックアップと組織の裏の仕事とをの担当している。
浦川「まぁまぁ…。俺達を見るとすぐに媚びへつらう奴らが多いけど、ここだけは違う。面白そうだろ?」
白瀬「そのせいで関所の通行届けとか色々めんどくさかったけどね!」
その後…。
浦川「クッソ何なんだよアイツ!こっちの質問に答えろよ!後ろに居た二人からはめっちゃ殺気が出てたし!」
白瀬「それよりどうすんの?契約しちゃったけど。」
浦川「お前、嬉しそうだな!」
白瀬「いやー、あんな可愛いアンタ初めてみたからさ、笑いがこみ上げてきてね…。」
浦川「もういいよ、契約してあいつらを見返してやる!」
白瀬(大丈夫かな…)
その頃…
朱里「いいんですか?なんか頼りなさそうですけど。」
神条「まあ、気にするな。あれでも実力は本物だからな。…多分。」
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