俺とぬこと

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ども、 俺どこにでもいる男子高校生の秋月弘人と申します。 自分で言うのもなんですが、恋に部活に頑張っていました .......勉強はアレでしたが.......  クラスの委員長にも抜擢され、今年の文化祭で優秀したのは 俺のおかげと言っても過言ではないだろうと思っています。 あと、同時に彼女にも恵まれまして、 俺の彼女〈井上愛〉は恋は盲目とか無しにほんとにかわいかったです。 両親も優しく、2コ上の兄貴はいつも俺に勉強を教えてくれていました。 .......ここらへんで、なんで全てが過去形なのかと気になっている人もいるかと思います。 お答えしましょう。それは...... 「ニーニー!!(おい!お前、俺のしっぽ踏んでる!)」 「フニャッ?ニー(ん?ごめんね)」 「ニー!(分かればいい!)」 そう、今俺は何故か〈ぬこ〉になってガラスの檻の中に何匹かの俺と同じ 〈ぬこ〉と共同生活をしているのだ。
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