プロローグ

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僕は本を閉じた。最後まで読みきったあの感動は一人で味わいたい。 「あれ? やめちゃうの?」 キョトンとした西条に対して、僕は頷きだけで返事をした。 左腕に付けている腕時計で時間を確認する。西条が決めた集合時間からそれなりの時間が経っていた。 「他の人は……?」
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