いち

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「美憂のことだから、断ると思ってた。」 少し赤くなった顔で優しく微笑みながら言った那生はすごくかっこよかった。 「ずっと好きだったんだもん、断らないよ」 素直に言った。 大好きだった。 照れた那生も 怒った那生も 困った顔をする那生も 嫉妬してる那生も 「嬉しいけど、美憂は隼人のことが好きだったんじゃないの?」 そう言われてドキッとした。 隼人は幼馴染みで家も隣だからよく一緒に登下校した。 でも、恋愛感情はゼロ。 友達みたいな? 「ずっと那生しか見えてないよ…」
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