いち

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部屋に帰って那生とのキスを思い出すたびに顔がにやけた。 その時携帯がなった。 --着信--------- 佐々木 隼人 --------------- その文字を見てドキッとした。 那生が言ってた言葉を思い出した。 -隼人が好きなんだと思った- 勿論隼人に恋愛感情なんてない。 恐る恐る電話に出た。 「もしもし美憂?」 何かいつもと違う… 「うん、どうしたの?」 「美憂、那生と付き合ってるの?」 いきなり言われてビックリした。 「うん」 正直に答えた。 隠す理由なんてないし…? 「ラブラブだったね」 冷やかすように言われた。 「何でそんなことわかるの??」 さっきの見られてないよね…?? 「キス…してたでしょ?」 あーあ。 やっぱり見られてたんだ… 「あ、うん…」
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