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両親が死んだ。
交通事故だそうだ。
俺はわけのわからないまま病院につれていかれ今、布をかぶった両親のまえにいる。
いきなり過ぎて涙もでない。
逆にわらってしまっている。
なんでこんなことに、、、。
ふとそのとき親父のポケットに何か入っているのに気づいた。
俺はポケットに手を入れ紙のようなものを引っ張りだした。
「これは、、、」
それは映画のチケットだった。
「俺がみたかった害虫駆除大作戦のチケットだ、、、」
そして俺は気づいた。両親は俺のためにチケットを買いにいき、その帰りに交通事故にあったのだと。
チケットの裏には
「ユート、誕生日おめでとう。これから辛いこともあるとおもうが自分を信じて生きろ」
そのとき初めて涙がでた。
ボロボロないた。
俺はチケットを破り捨て病院をでた。そしてどこにいくのでもなく、ただひたすら走った。
現実から逃げるように、、、。
いくらか走りつかれてきた俺は立ち止まった。
するとすこし大きめのマジシャンのような格好をした男が声をかけてきた。
「そこのボーヤ、なにかあったみたいだね」
俺は誰とも話したくなかったから無視して行こうとした。しかしそのとき男が何かブツブツいいはじめた。
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