①時限

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このコースは、基本的に、陸上自衛隊の 工科学校入試に対応したコースですが、県立高校入試にも対応しています。工科学校入試に要求される学力は米子西高校合格レベルです。米子東高校レベルとまでは行きませんが、かなり学力的にも、ハードなコースです。 だが、ご安心。 諸君の先輩で、西校なら受かると思われた人は、愛塾には過去にいました。 その先輩は悲しい事に ①もしすべったら、中卒での就活を余儀なくされる。余裕を持って進学したい。 ②仮に西校に受かっても、大学進学は出来ない。それより高卒でなんらかの資格が残る高校の方が良い。 主にこの2つの理由で、南校や米子校に流れました。 私はこの子たちに、なんとか西校へ行って欲しかった。が、①の理由が重く、勧められませんでした。 それが、軍学校特科を作った理由の1つです。 工科学校は入試が早い。授業料タダどころか、給料までくれる。 先に工科学校に合格してれば、東校、西校を、合格ラインぎりぎりの子にも勧められる。東校狙って落ちても、就活を始めなくて良いからです。 また東校をモノにした、優秀な子なら、鳥取大学医学部医学科は、山奥の診療所に勤務することを条件に、月15万円の奨学金が出るコースがあります。十年間県が指定した医療機関で勤めると、返さなくてよくなりますし、医師免許取ったあとなら、六年間借りまくった総額1080万円の借金なんか屁です。 また、農学部獣医学科にも、金額は小さいですが、類似の制度があります。獣医学科は、犬猫の先生になってくれる人はいても、酪農地帯の牛馬の先生になってくれる人が少ないので、奨学金制度を発足させました。 いずれも、県の奨学金で、無利子です。 自衛隊にも、医師を養成する学校があり、防衛医科大学校と言います。また、それとは別に、防衛大学校という、軍人のエリートを作る学校もあります。 准エリート養成のための、曹候補生と言うのがあり、 准々エリート養成の工科学校・術科学校があります。 みんなが置かれている状況を気の毒には思いますが、お父さんなぜ死んだ、お母さんなぜ僕を捨てたと、嘆いても始まりません。 ここからが大事なことです。 皆さんが結婚し、親になった時、子供には、自分たちが味わった惨めな思いをさせたくないのなら、あなたの代で、貧乏の連鎖を断ち切らねばなりません。
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