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想像フォレストを勝手に小説にしてみた
カタカタ
窓をノックするかのように夏の風が吹く
なんとなく、窓を開けてみると、その先にはどこからかきた小鳥がいた。
私は呼んでいた本を机に置き、窓から乗り出し小鳥に向かって、
「どこからきたんですか」
と笑いながら話しかける。
もちろん返事など返ってくるはずもなく、小鳥はどこかへと飛び立っていった。
それは、とある日の目を隠したまま過ごしていた、午後三時くらいのこと。
この世界は案外シンプルでした。ですが、私の中では、複雑に、怪奇していました。
私は、街外れの森の中、人なんて訪れないような場所に、誰にも理解されることなく、住んでいました。
ある日、一人の少年が迷い込んでくるまでは…
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