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タッタッタッタ
「警備員さん!助けてください!」
警備員は疲れきった顔でこちらを向いた
と、同時に俺の真横を何かが勢いよく通り過ぎた。
「あぁ、どうさr」
ドスッ
なんだ?今の音・・・?
「フッ・・・・ゴッフ」
警備員のシャツに赤い模様が浮ぶ
「警備員さん!!!」
ドサッ
警備員は地面に倒れ込んだ。
警備員の腹に深くナイフが突き刺さっていた
アイツのナイフだ。
すぐそこまで来ている。
そうだ、あいつらを助けにいかないと・・!
俺はすぐに友達の所へ走った。
「・・・・ッんだよ・・・これ・・・。」
さっきからおかしい。
『1週目』と違う点が見えた。
『1週目』は俺の友は死ななかった。俺が死んで・・・それで・・・。
---ドッ---
ゲホッ・・・
口に鉄の味が広がっていた
あれ?何で俺は倒れてんだ・・・・?
・・・・痛い。
痛い、痛い
「次は」背中か・・・。
自分の腹から突き出たナイフの切っ先が見えた
絶望とはこの事か。
これから先、この時間軸では俺の親が悲しむだろうな。
「友達が死んで頭でもおかしくなったのかな?お兄ちゃん。」
「お前・・・ッゴフッ
ごのやろう・・・!!!」
「何でそんなキレてんの?wまた3週目で頑張ればいいじゃん!ハハハッ!!」
「ちげぇよ・・・そんな問題じゃねェ。」
眼がかすれてきた。『1週目』はどうやって死んだっけ。
あァ・・・・毒殺・・・だったな。確か...
「そのまま静かに死んでね!!『3週目』でもよろしく!ハハハハハ・・・・」
ブン
「おい・・・」
「え・・・?何でおまえg バキッ
ドサッ
いっ・・・いやだ・・・!
やめr・・・」
そいつの悲鳴とも思える声を最後に俺は考える暇も無いまま意識を失った。
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