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チュンチュン
はぁ~良い朝だ!
今日はうってつけのキャンプ日和だなぁ!
今日は8月15日、夏休み真っ最中の俺は友達と2泊3日の山へキャンプをしに行く日だ。
待ち合わせ場所の駅前の公園に出発した。
「おはよう!」
「おー、きたか、おはよー」
「さぁて、キャンプしに行きますかー!」
「いやまてwまだ1人きてないぞ。」
「おっと、○○か。いけねぇいけねぇ。」
10分後○○は遅れてやってきて、皆にいじられつつ俺達は山へ向かった。
山までいくのは歩いて30分、車で15分というところで着く。
まぁ、近くの山で遊ぶのは久しぶりだから俺も含めてみんな楽しみだった。
体が干乾びるほど汗が出た、暑い夏だった。
そして俺は『5週目』のキャンプへ突入した。
・・・3週目と4週目はどうしたって?
死んだよ、5週目の俺はまだ気付いてないがな、2週目とまったく同じ・・・とは言い難いが、アイツにやられた。
3週目は警備員が発狂して銃殺。
4週目は俺が精神に限界を感じて自殺。
気付くのが遅すぎたんだ。
でも『5週目』は違った。
----『5週目』
「お~着いたか!」
「良いねぇ」
「ここに来るのも久しぶりだな。」
皆テンションが上がっていた。
だが俺だけは少し違った。
「なぁ・・・俺達って前にここに来たっけ・・・?」
「前に来たのは確か2,3年前だよ?」
「いや、1週間前くらいに・・・。」
「来てないだろww」
「おいおーいw大丈夫か?w」
「お、おう・・・大丈夫だ」
「まぁログハウス良いとこに予約してっから休んでこいよ。」
「そうだな・・・あの高いところか。」
「お、良く分かったな!そこだよ、後で俺らもいくわ!」
「あれ・・・・・あぁ、行ってくる。」
小高いところに建っているログハウスに着いた。
ドクン
な、頭が痛い・・・!
ド ク ン
う・・・ぐ・・・。
フッ
こういうのはアニメでしか見たことがなかった
フラッシュバックってヤツだ。
自分の頭の中で血に染まった
ログハウスが見えた。
小さい子供が笑っていた。
自殺する自分。
発砲音と共に倒れる自分。
ログハウスの中に転がっている友達の死体。
・・・思い出した。
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