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「パ…パンツ?パンツって何デスか?」
パンツも知らないのか…
この子がいた世界は一体どういう世界なのだろうか…
それは置いといて、指摘してやらねば…と、悟はニーナの頭を指差しパンツの正しい使い方を教えてた。
「それは被るものじゃない!!
下に履くものだ!」
するとニーナは、思わせ振りな顔をすると手をポンと叩き、パンツを頭から取り眺めながら言った。
「これは人間界のドロワーズだったのデスね!
驚きデス!」
驚いたのはこっちだ! と思いながら、顔を赤くし、拳を握りしめる悟であったが、ぐっとこらえ耐える。
「それはそうと!私の魔力はどうしたデスか!?
返すデス!!」
そして急に話を変え、問い詰めるニーナ。
それについては悟も全くわからない…
わかっているのは、このままでは風邪を引くと言うこと…
悟は話を流し、風呂場に戻る事にした。
「話は後で聞くから!風呂上がるまでまってろ!」
「あっ!こら!待つデス!時間が…あ…」
それだけ言ってさっさと浴槽へ戻る悟…
うぅ…と唸りながら俯くニーナであった。
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