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「つまりは、霊とか!悪魔とか!オカルトなんて存在しないものなんだ!
それよりももっと他のものに熱中したらどうだ!」
すると…省吾はジトーとした目で悟を見つめ、距離を取り出した。
「まさか…女か?」
そう言う態度で言われるとこっぱずかしくなり、そうだとは言えないものだ…
悟は赤面し全力で否定してしまった。
「ちっちげーよ!例えば、スポーツ!とかゲームとか色々あるだろ!
もっと青春しろよ!」
ゲームが青春に当てはまるかどうかはさておき、省吾はそれをネタに取引材料に使用してきた。
「ならこうしよう…
今回の実験で何もなかったらお前の言う通り、ゲームでも熱中する事にする!
だが!スポーツは却下だ!」
堂々とどや顔を決める省吾に全然どやじゃないと思いつつも、これが本当に最後になるならと悟は思い、首を縦に振る事にした。
「わかった!今回だけだぞ!」
「うぉっしゃあ!!ありがとう!!
じゃあ!夜な!」
五月蝿いくらい叫びを上げ、悟に礼を言うと省吾は教室に帰っていった。
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