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お互いに目だけ合わせ固まる二人…
次第に状況を理解しはじめだした頃…
女の子は前を隠し身を引き始める。
それと同時に悟も一歩下がり身を引き出した。
「いっ…」
「ごっ…」
「いやぁぁぁぁ!」
「ごめんなさぁぁぁい!!」
悟は慌てて浴槽の扉を閉め、その場に座り込む。
なっ…なんだ!?
何が起こった!!
何故うちの風呂場に女の子が!?
それに羽根!?
悟は混乱した脳内を整理しようと考えるもより混乱していく。
何がなんだが全くわからなくなり、頭をくしゃくしゃに掻き回すと同時に浴槽の扉が開き、バスタオルを巻いた女の子が脱衣室に表れ、悟を殺気に満ちた目で睨みつけ言った。
「みたデスか!?」
悟は、あまりの恐ろしさに顔面蒼白になり、女の子の顔を見ながら固まっている。
「えっ?へっ!?」
「見たデスか!?私の裸!見たデスねっ!」
至近距離まで顔を近づけられ、びっくりした悟は、嘘にもならない嘘を思わずをついてしまった。
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