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「見てません!そんなつるぺたボディ!見てません!」
自分の言ったことにハッと気がつき、女の子の顔色を伺う様にみると、赤面し怒り狂った顔をしているではありませんか!
「おのれぇ!!
このニーナ様の裸を見ただけでは飽きたらず!つるぺた扱いまでするデスか!!もう許さないデス!塵も残さず灰にしてくれるデス!」
ニーナと名乗る女の子が右手に力を込めると手から青く燃える火の玉が表れた。
「地獄の業火でもくらえデス!!」
ニーナが火の玉を投げつけると同時に
悟は近くにおいてあった竹刀をとり、目を瞑りながら構えた。
すると火の玉は、竹刀にぶつかるなり、まるで幻の様に消え去っていく。
「そっ!?それは…」
ニーナは、竹刀を見るなり仰け反り慌て出す。
「あれっ?暑くないぞ?」
悟は拍子抜けした様で、自分の体をあちこち見回すときょとんとした表情でニーナをみる。
「それは…、聖剣エクスカリバームデスか!?
ではお前が!?…ぁ?」
ニーナが驚愕している隙を狙い、悟は竹刀でニーナの頭を軽くはたいた。
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