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すると…パコーンと良い音と共にニーナは目を回し、その場で気を失ってしまった。
「はぅ…」
「よわっ!?」
あれだけ凄いことをしておいて、竹刀で軽くはたいただけで気絶…
気が抜けた悟は、省吾から受け取った腕輪をニーナの右手につけ、そのままベッドに寝かしつけるのであった。
そして…数時間後… ニーナが目を冷ますとそこはベッドの中…
慌てて飛び起き辺りを見回すとそこは、先程、上がり込んだ悟の部屋…
ニーナは悟の姿を探し警戒し始める。
「おのれ!!やつは何処デスか!?」
だが何処を見回しても悟の姿は見当たらない…
「くそ…逃げたデスか…」
ニーナは赤面しながら、悔しそうな表情をする。
「見られてしまったデス…
今日中になんとかしければ…私は…」
なにか事情がある様で深刻な面持ちで何かを考えている。
そうこう考えているうちに、アパートのドアが開き、袋をもった悟が帰ってきた。
「おっ?起きたか!ほれ、俺が風呂入っている間に着替えちまいな!」
部屋に上がるなり悟は袋と悟の私服をミーナに渡すとさっさと浴槽へと向かう。
「ちょっと待つデス!話はまだ…!?」
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