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悟は、ニーナの声に気づかなかったのか…
戻ってくる気配がない…
仕方なくニーナは悟から受け取った袋を開け中身を見る。
「これは…なんデスか?」
悟から受け取った袋の中身は三角の形をした布…
魔界にはないものを目にし、目をぱちくりするとニーナは、おもむろにそれをかぶりだした…
「なるほど!これは下界のみに存在するツインテール用の帽子なのデスねっ
ちょうど良いデス!使わせてもらうデス!」
それを被ったニーナは、悟の部屋から鏡を見つけ出し、自分の姿を覗き込んだ。
「どれどれ?似合っているデスかねぇ?……ひょえぇぇ!!」
途端に悲鳴を上げ、腰を抜かす様に座り込むニーナ…
その声に悟は慌てて浴槽から上がり、タオルを腰にまいた状態で出てきた。
「どうした!?って…えぇぇぇ!?」
その光景に度肝を抜く悟…
それはそうだ…パンツを頭に被った状態のニーナが鏡を見てガクガク奮えているのだ…
「おっ…お前!私に何をしたデスか!?魔力の証…金色の瞳が消えているデスよ!」
「こっちはお前がパンツを頭に被っている方が驚いたわぁ!!」
ニーナの頭を指差し悟が突っ込むとニーナは、きょとんとした顔で悟に聞き返した。
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