主人公の妹も楽じゃない

決勝前日のイリス一行

【某国某所】

地味な灰色の壁紙の質素な部屋に、2人の怪しさ満点の格好をした男が何やら深刻な表情を見せていた。

「？？？様、ついにあの方の生まれ変わりが覚醒の兆しを見せていますがいかがしましょうか？」

１人目はジャイ○ンツのユニフォームを身に纏っているにも関わらず、何故かテニスのラケットを装備している男。何故かボロっちいパイプ椅子にふんぞり返った男に話しかけていた。

「ついでに我らの敵であるクソ忌々しいアイツの生まれ変わりも覚醒の兆しを見せているがな…明日、後継者とクソの生まれ変わりがドンパチやるらしいから様子を見に行くか…ちっ、全然○神竜落ちねーよ…神殿周回すっか…」

パイプ椅子にふんぞり返ったもう１人の男は、○美ほ○らのコスチュームを身に纏い、モ○ストをしていた。顔が恐ろしく整っているからまだ見れるが…○む○むとモン○ストの運営に謝れ。

「まずは見極めなければなりませんからね…あの、僕と話してる時モンス○するのやめませんか？獣神○落ちても獣神○するモンスター1匹も持ってないじゃないですか…」

呆れ顔でため息をつくジャイアン○ファン？の男。

「うるさいわ！！いつかラファ○ルたんやウリ○ルたんが来てくれるんだ…俺は諦めんぞおおお！！」

モンス○のヘビーユーザーの男は叫びながら10連ガチャを回す。

「アアアアアアア！！またバッ○さんだと！！？クソッタレええええ！！！！」

床に膝をつく男をみてゲラゲラ笑うジャイアン○ファンの男。原辰○にちょっと似てる。

「またネタキャラ…ドンマイですwwww」

「うるせえ！！俺にはルシ○ァー様がいるからいいんだよアホが！！お前こそ…ジャイアン○だって今十連敗した挙句調子悪いじゃねえか！！」

膝をつく男は原モドキを指さして勝ち誇った顔で笑う。

「あんたは僕を怒らせた…巨○は弱くなんかない…絶対にだ…連敗？この後連勝すれば良いだけの事！！あんたは覇者の○もクリア出来てないじゃないか！！」

「ふっ…だが連敗したのは事実だろう…だが私は覇者の塔をクリアして見せる…バッ○さんと共に！！」

睨み合う2人の男。

「「カカッテコイヤアアアアア！！」」

様々な攻撃魔法が飛び交う質素な室内。ジャイア○ツのユニフォーム、ほむほ○のコスチューム、大ハズレだったガチャ…世界１どうでもいい戦いがそこにはあった。