主人公の妹も楽じゃない

決勝当日

【決勝当日、トイレ前にて】

「クロ、あれを見てください」

イリス様が笑いを堪えながら指さした先には…

「うう…痛たた…」

「お腹痛いです…」

「最悪…」

「コロス…」

「許さないんだから…」

お腹を抱えながら真っ青な顔をしたクソシオンとビッチ達の姿があった。

更に周りにはクソとビッチを見てヒソヒソと白い目で見る生徒達。

「うわー…ファンだったけどちょっとこれは引くよね…」

「確かに…悪い噂結構聞くもんね…」

「禁止薬品と違法魔法生物の購入履歴、見事にあの子達の名前が…本名で買うとかバカなの？」

「しかもそれをイリスさんに当たりそうなチームに手当り次第配ってたって…腹黒いにも程があるよねー」

「ねー…それに比べ、イリスさん達はえげつないやり方で買ってるけど法には触れてないもんね…イリスさんを応援しようかな…」

わーお…絶体絶命じゃないですか、クソとビッチ達…

「「ｻﾞﾏｧﾈｪﾅｰwwwｻﾞﾏｧwww」」

今日もご飯が美味しいです。