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「どういう事…!?どうしてこんな…!!」
怒りに震え、私を睨みつけるリーゼ。
いやぁ…ブッサイクに歪んだ良い顔しますね。
「さぁ…どうしてでしょうね?リーゼ先輩?この情報に覚えがないなんて言わせませんよ?この下衆が」
私は穏やかに微笑みながら言葉を返した。
リーゼは怒り狂ってますが、兄がいるため地を見せていない。いつまで猫かぶっていられますかね?
「卑怯者…!!」
拳を握りしめ、赤い瞳をギラつかせながら睨むレイナ。
卑怯?バレないように影で陰湿なイジメをしていた貴方達のほうがよっぽど卑怯ですよ。
「勝負に卑怯もクソもありませんよ。使えるものは使い、自分のテリトリーで戦うのが私のやり方なので。えぐれ胸子先輩…おっと心の声が(棒読み)」
イリスはレイナに精神攻撃をした!効果は抜群だ!
「グスッ…ヒック…えぐれてないもん…!!…Bはあるもん…!!」
泣き始めるレイナ。周りのチームメイトは静かに目を逸らしている。ざまぁww
「あなたの膨らんでいるように見える胸は見栄ブラで作っている事を私は知ってますが?いくらパットを入れようと、隠せない隙間があるでしょう?豆乳飲んでも育たなかった胸板とブラの隙間が…」
どんどん顔色が悪くなっていくレイナと、どんどんイキイキした笑顔になっていくイリス。
「「イリス嬢マジ悪魔…」」
1-Aのチームメイトですら震え上がるデビルスマイルで生徒会チームを追い込んでいく。
「ちょ、ちょっと言い過ぎだし…☆」
震えるレイナを抱きしめるエリサ。
かばおうとしても内心嘲笑ってんの丸わかりですよ、性悪のメス犬が。死ぬほどチョコレートつめ仕込んでやりましょうか?
「エリサ先輩、性悪のメス犬なのは分かってるんで無理していい人ぶらなくていいですよ。吐き気がするんで」
メス犬は目を見開いて絶句している。うん、黙ってれば良いんだよ。目障りだから。
「イリスちゃん…やり過ぎだよ?どうしてこんな嘘つくの?」
天然ないい子ぶってるユーナ。いや、お前だよ。
お前のそのキャラ全部嘘だよ。とびきりの音声公開してあげましょうかね?
「私、嘘なんてついてませんよ?ユーナ先輩の可愛い声録音したんで皆さん聞いてくださいねー☆」
絶望したユーナ。
私は静かにスイッチを押した。
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