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ウェイトレス
「申し訳ございません。こちら相席よろしいでしょうか?」
周りを見ると夕食時なのかレストランは既に満員状態だった。
エレナ
「ええ、問題無いですよ」
ウェイトレス
「ありがとうございます。
お客様~こちらへどうぞ~~」
少しすると一人の男性が席についた。
エレナ
「はぁ……」
ハヤト
「どうかしましたか? ため息なんてついて」
エレナ
「人を探していまして、この町の近くにいる事はわかっているのですが」
ハヤト
「こうして同じ席に座ったのも何かの縁ですし。よろしければ俺も探しますよ。
まあ、数日しかこの村には滞在しませんが」
いい人もいるのだななんて思いつつ相席の男性を見る。
エレナ
「では、お言葉に甘えて。
その人の特徴ですが、若い男性でしたね。貴方くらいの年齢でした。
伸長も同じくらいので声もそっくりです。
髪の毛の長さ、色も全く同じです」
ハヤト
「え?」
エレナ
「え?」
ミリシャ
「………あれ?」
なんでしょう、この違和感は……。
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