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一度思ってしまうと、なかなかその思いを止められない。
「なーこ、ゴメン。ちょっと用事思い出した。」
「え？」
「悪いけど、先行ってて？後でメールするから！」
なーこの返事を聴かずに教室を飛び出した。
だから、なーこの呟きなんて聴こえなかった。
なーこがどんな顔をしていたのかも、わからなかった…。
「美亜…何で？
いつからそんなになっちゃったの…？
海のこと、もう忘れちゃった？
美亜が変わっちゃったよ…。
戻って来てよ、美亜。
海のこと忘れちゃ、嫌だよ…。
海は今でも苦しんでいるのに…！」
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