153人が本棚に入れています
本棚に追加
急いで階段を駆け降りる。
はやる気持ちを抑え、目的の場所へ。
――センパイ、まだいるかな?
いなかったらどうしよう。
…うわ。
めちゃくちゃ凹みそう…!
センパイがまだいてくれることを願い、外へと飛び出す。
「センパイっ!」
まさに今、学校を出ようとしているセンパイを見て、思わず大声で呼び止める。
ゆっくりと振り返るセンパイ。
センパイの後ろ姿だけでドキドキする私はきっと重症。
もう手遅れな所まで来てしまった。
だから…ねぇ、センパイ?
堕ちるところまで堕ちよう?
…私と一緒に…。
最初のコメントを投稿しよう!