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桜を見ながら歩いていたら……
「あのう……」
声をかけられた、声から推測するにたぶん女の子だ。
「はい。何です……か…」
声が出ない……振り向いて声の主を確認しようとしたらそこには、凄く綺麗な顔立ちをした女の子が立っていた。
「これ……落としましたよ。」
差し出して来たのは、財布。
「ありがとう。」
俺は、そう言って財布を受け取る。
「あのー……一年生ですか?」
「はい。そうです。」
「本当ですか!私も一年なんです。」
「そうなんですか!あっ!僕の名前は、朝倉誠。宜しくお願いします。」
「私は、桜坂雅です。こちらこそ宜しくお願いします。」
同級生なのに敬語なのは、変なんだがなれないから仕方がない。
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