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そう言えばルイスっていうんだっけ?
やっと思い出せた。
ルイスのお父さんに感謝しなきゃな。
思い出させてくれてありがとうって。本人には言わずに心の中でな。
「ふぅ…やっと着いたか。」
俺の前にそびえるでかくて魔法から守るために造られた特別な金属で出来た門を開けるためパスワード式なので数字を打ち込む。
えっと…確か0206だったな。
由来は簡単だ。『魔道の十字家』のその中でも親しい関係にある家系から取った数字なんだ。
まずレヴォンス家からレを取って0。
そんでフランソワ家のフから取って2。
そしてレオナード家のレから取って0。
次にロマン家のロから取って6。
よく出来てるだろう?
単純すぎてそうでもないか?
でも意外と効果的で泥棒や盗賊に入られたことがないんだ。
すごいだろう?
そして門を通り抜けドアの前にたち鍵をポケットから取ってドアにはめて回す。
ここはいたってシンプルな造り。
「ただいま。」
出迎えてくれたのは父さんではなく母さんだった。
「お帰りなさい。疲れたでしょう?コーヒーが作ってあるからリビングで一緒に頂きましょう?」
母さんはいつも暖かいオーラを放ち俺を出迎えてくれる。
その母さんのほんわかオーラに俺はいつも癒されている。
しかも美人で近所にも評判が高く俺の友達の高校生でも『結婚してください!』とか『俺!!!マリナさんのためなら何でもします!』とか凄いことを言えるほどだ。
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