ー第1章ー 奇跡 

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』 髪は茶髪でロングヘアー。 いつもは後ろをポニーテールでも結んで蝶柄の髪止めを付けている。 今はめんどくさいのかよく分からないがただおろしているだけだった。 まあ…似合ってるんだけどな。 父さんがきつい性格だからお母さんはそれと対称に優しすぎる。 二人ともきつかったら家庭がどうにかなりそうだ。 俺はリビングにいって椅子に座り母さんの入れるコーヒーを待つ。 リビングに父さんの姿が見えないので母さんに聞いてみる。 もしかしたら少し優しくなっていた原因と関係があるかもしれない。 「ねぇ…母さん。そう言えば父さんは?呼び出した本人がいないなんて…」 理不尽だろ…親父。 こっちは買い物で忙しい時間を台無しにしてここに早く来たんだぞ… 「そう言えば父さんが呼んでいたのよね?なら二階の客人室にいるわ。アイビスも行ってらっしゃい。」 「えっ…コーヒーは…」 「客人室にまとめて持っていくから心配ないわ。」 そっか…それならよかった。 ちょうど疲れてたからコーヒーを飲みたかったんだよな。
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