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客人か…いったい誰だろう?
下克上の人かな?…それは違うか。
下克上の人だったらわざわざ客人室に入れないはずだ。
まあ…いけば分かるか。
階段を上がって直ぐの左のドアに手をかける。
緊張するな…その不安を押し切って俺はドアを開いた。
――どこの人だろう?
どうやら客人はひとりだった。
何かの家系の人かな?その姿は由緒正しき制服を纏いただ者ではないオーラを放っている。
髪は紺色で眼鏡をかけていて後ろ髪をポニーテールで縛っている。
性別は男。まあ…いわゆるインテリ系のイケメンだ。
「初めまして。僕は名門『夜桜魔術特別進学高等学校』の実技と主に化学を担当している『ケビン・レビン』と申します。」
「えっ…今なんて」
俺は信じたくなかった…
何で居るんだよ…『夜桜魔術特別進学高等学校』の先生が!
「信じられない気持ちもよく分かります…我々も信じたくないんですよ…このような失態を。」
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