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必死に訴える俺のことをウザいと思ったらしく親父が威圧感を顔に出して俺に迫る。
「入るよな?…アイビス」
何?…何でそこまで入れたがるんだ?まあ…『夜桜魔術特別進学高等学校』の生徒になればもっと知名度も上がるし有名になるだろうからそれが狙いなのだろう。
でも普通父親ってのは我が子の幸せを願うもんだろ?あんな凄い所に行ったら俺は…考えるだけで死にそうだ…。
「嫌な顔をしていますね?顔に出てますよ。でも入れるだけでも光栄な所なんですよ?こんなチャンスは滅多に無いでしょう。」
確かに入れるだけでも光栄な所だよ。でも…
「何で急にこんな話になったんです?もう受験シーズンはとっくに終わってるし…第一そっちのテスト受けてないし…」
「いいでしょう…貴方がこっちに来なければならない理由を教えます。」
ゴクッ――
無意識に唾液を飲み緊張してしまう。何なんだ?俺が入らなければならない理由は――
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