プロローグ―魔術の進展――

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そこで出来たのがクルセイド家、レヴォンス家、ノクタール家、ルイリンク家、カステラッソ家、フェニクス家、レオナード家、スランソワ家、スエッソン家、ロマン家からなる 『魔道の十字家』 その十字家はとても優れた魔術の使い手で世界で名を轟かせていた。 昔はもちろん今も国民的な知らない人はいないぐらい有名な家系なのだ。 その十字家のひとつレヴォンス家… レヴォンス家はその中でも最弱といわれる家系だった。 一般人からすれば強いが十字家相手ではそうなってしまう。 そしてもうひとつ…それは凶悪な兵器『ナイトウィザード』種類は豊富で剣、銃、槍、と色々ある。 種類はそれぞれ違うが、どのナイトウィザードに共通して同じ物が施されている。それはーーーー 『魔力の結晶』 人はみな『核』と呼ぶ。青色で輝く丸い結晶には魔力が込められている。科学の力により人間の中にしか宿っていない魔力を武器に装備することが可能になったのだ。 そうすることで人に元々宿っている魔力とナイトウィザードに内装されている魔力の結晶の供給により一般人よりも魔力の量が増大して、本来以上の力が出せる。 "人より強く"を考案した結果から生まれた脅威な武器だ。 なぜ、人より強くを考案したのかは詳細を知るものはそれを発明した化学者、王様ぐらいだろう。 実際、俺たち市民には言えない事情があるのかーーーー そして、馬鹿げたことに女子しか装備することが出来ないのだ。 更に全員が装備できる訳でもない。魔力にはDNAによる仕分けもついていて、それぞれ個人の魔力に種類があることが判明した。 それによりナイトウィザードに内装されている魔力にも当然DNAのような相性があり、使う人を選ぶのだ。 相性が合わないナイトウィザードを使用すると、相性が合わない魔力同士が対立しあい、更には命を奪う。 魔力は言わば血と一緒なのだ。 そしてナイトウィザードの真相を知るのはまだ先のことだ。
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