ー第1章ー 奇跡 

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空は夕焼けに染まり昼だった天気が嘘のように変わる。 「もう夕方か…早いな」 文具店から出てふと立ち止まり空を見る。夕焼けがキレイに浮かんでいる。 まるで夕張メロンのような色でヨダレが出そうだ。あまりに似すぎているためもう出ているが。 そんな時ポケットに入っている俺の何かが震えていた。 ポケット越しだが振動が伝わってくるので分かる。 誰だろう?… まあ…どうせ友達だろう。 今から遊ぼうぜ!とか買い物付き合ってくれ!とかそんな類いだろう。
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