一 話

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―魁― 母さんのスリッパの音に、二人の音が加わった。 はっきり言って興味がない。 母さんが笑ってられるなら相手が誰だろうが俺には関係ない。 母「黎、魁、この人がこれから貴方達のお父さんになる、優さん。それとこの子が貴方達のお姉ちゃんになる、空ちゃんよ。」 父「顔がそっくりだな。これから宜しくたのむ。」 黎「こちらこそ、母を宜しくお願いします。」 俺は黎に続き、頭を下げた。 父「空ちゃんも挨拶を」 空「はい。これから宜しくお願いします。」 空と呼ばれた女は 目がくっきり二重で 髪色は淡いピンク色で前下がりボブだった。 容姿端麗とは、こういう女のことを言うんだろうな。
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