昔日の探検日記

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「…おい。ソロじゃ多勢に無勢だ。」 クリッピーが真顔で答える。 「なんとかなるだろ。俺だって物理攻防には自信がある。」 「無理だ。止めておけ。その装備じゃ。」 (…その装備をレベルアップさせたいから依頼を探してるんだよっ。) クエスト屋から断れるなんて初めてだ。さすがに苛立ちが表情に出た。 「…僕らもいくよ。」 後ろから声がかかる。 「成功報酬は3人で1/3でいいからさ。手伝わせてよ。」 いいからさ、じゃないだろ、チビ助。人の話を立ち聞きしてんじゃねぇ。 「大丈夫だ。一人でいける。」 ボーネンからの申し出を、俺は突っぱねた。 .
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