最後の戦い

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しばらくして、洞窟内に伝令が走る。 洞窟の外の敵の殲滅が完了し、元々いたエスカータ守備兵約3000が洞窟内に進攻可能となった。 これにより、複数のユニットを編成し交替制で防衛線を維持する作戦がとられる事になる。 敵を洞窟内へ押し返し、広範囲に守備を配置する必要が無くなったからこそ出来る作戦。 その功労者たるリフに、皆が感謝した。 兵力に余裕ができた為、爆薬ゴーレムでエネミースポットを吹き飛ばそうという意見が再び浮かんだそうだが、 「馬鹿言ってんじゃないわよ。あんなちょっとの段差でコケて誤爆する木偶人形なんか使える訳ないじゃない!!あんた、-1280点!」 と、リザード軍との戦闘で同様の作戦をとり、失敗して危うく死にかけた冒険者からの猛抗議に遭って消滅したようだ。 大きな声では言えないが、その憤慨した冒険者は、茶色の兎2人組だったらしい…。 十中八九、きゃん子達だ。 .
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