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ともあれ、これで楽になった。
これを機に、拠点も洞窟の東1ペントの場所に移設してきた。
所属ユニットの出番までは仮眠もできるし、食事も摂れる。
安堵感が生まれ、モチベーションも回復するだろう。
「師匠、どうにか明日まで踏ん張れそうだね。」
そのボーネンの言葉通り、順調に夜を迎える。
俺を含め全員が、確かな手応えを感じていた。
陽が沈んでしばらく経つ。
夜風が冷たくなってきた。
身体を冷やさぬよう、温かい飲み物が配られる。
ユニットの順番が近付いてきた俺は、それを胃の中に流し込んでから武具の準備を始めた。
その時、
拠点で歓声が沸く。
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