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｢なぜ…だ…？｣
後衛のﾀﾞｲﾌﾛ部隊が、灰色と接近戦を始めた。
そして洞窟の外から、新たな灰色が加わってくる。
｢どういうこった！こりゃぁ！｣
明確な答えを持つ奴なんかいる訳が無い。
だが、叫ばざるを得なかった。
｢崖から大軍が…！｣
灰色の攻撃をﾛｯﾄﾞで捌いている、入口近くのﾙﾝﾏが答えた。
｢崖？北の岩壁から？｣
駆け降りてきたと言うのか。
(ｱﾙｼｴの連中？…いや、それにしては早すぎる。新しいｴﾈﾐｰｽﾎﾟｯﾄか？)
…どちらでもいい事だった。
今はこれをどうにかするのが先決だ。
不意を突かれた後衛は、洞窟の中へと押し込まれ始めている。
(まずい！)
このままでは…
俺達は洞窟で孤立してしまう。
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