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手負いのﾏｰｼﾞﾏｽﾀｰに掴みかかろうとする灰色を吹き飛ばした。
｢動けるか？！退却するぞ！｣
｢大丈夫だ。助かった。｣
礼を言うﾏｼﾞﾏｽの肩を抱き、入口へと向かう。
｢まだ中にいるか！｣
連続でﾚｲｼﾞﾝｸﾞを放つﾊﾞﾄﾏｽが、ほぼ悲鳴のような声を張り上げた。
｢あいつで最後だ！急げ！｣
２人の戦士に抱えられたﾙﾝﾏがいる。
背後からは敵が迫っていた。
｢んなろぅ！しつけぇ！｣
ｽﾌﾟﾗｯｼｭで援護射撃。
直撃を受けた灰色は、ﾙﾝﾏの背に手を伸ばしながら、突っ伏すように倒れた。
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