最後の戦い

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「積み荷はもういい!民間人を先に乗せろ!」 「何やってんだよ!早く乗れ!」 港は蜂の巣をつついた様な騒ぎだった。 「何番艦まで準備できたんだ!?」 「七です!八は今乗船中!」 「まだ到着してない民間人は!?」 「3組!いや、さっき1組到着、あと2組だ!」 怒号飛び交う港の入口で、俺は未だ団長の到着を待っていた。 後ろから肩を叩かれる。 振り替えると赤髪がいた。 「大丈夫だ。団長は来る。そんな柔な男じゃない。わかってるだろ?」 微笑みながら赤髪は言った。 「準備しろ。いつでも出られるように。」 再び肩を叩き、振り返った赤髪は 「完了した舟から出港させろ!後続艦の出発に支障が出る!あと、残り2組の現在位置を確認しろ!護衛用に有志を募っておけ!」 と、王宮の連中に怒鳴った。 .
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