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「師匠ぉ~!」
お、その声はKY大王。
「おぅ、無事だったか、ボーネン。みんなも良かった。」
ルナやリフ、カツもいる。旧エリア1担当は皆無事だったようだ。
「カツ、回復したみたいだな。」
「えぇ、なんとか。ありがとうございました。」
一時はどうなる事かと思ったぞ。
「カツはもう舟に乗った方がいいんじゃないか?嫁さん、何番艦なんだ?」
「七番です。皆さんにも先程そう言われて…申し訳ないですが乗ることにしました…。」
「その方がいい。家族がいる奴はそっちを優先すべきだ。」
申し訳なさそうな表情を見せるカツを励ます。
こういう時は俺やボーネンみたいな独身が頑張るもんだ。
「じゃぁ私も乗ろぉ~。」
ルナが笑いながら口を挟む。
「あんたと旦那は戦えるし、重要な戦力なんだから最後まで駄目だろ。」
「やっぱり~?まぁ、仕方ないわね。主役がいないと話にならないか。」
「兄さんが主役だろ。ルナはトラブルメーカー。」
「両方違うだろ。」
笑いがこぼれ、穏やかな雰囲気になった。
やはり仲間といると癒される。
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