プロローグ

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「いやぁ…やっぱり強いね、あの人たち。」 アリオトの連中が退室した後、ルンマスが笑いながらチームメイトに話しかけている。 (…普通、笑えないだろ。あんなにボロカスにされて…) 頭がおかしいんじゃないだろうか? 「装備整えてもまだ届かないんかぁ…まだ連携の練習が足りないみたいだな、ボーネン。」 エルフ族のくせに口が悪いミラージュも笑顔だ。 「でも手応えはありましたよ?次は頑張りましょう。」 赤鎧のセージが嬉しそうに言った。 (手応えもクソもないだろ。完敗だよ完敗。どう背伸びしたって勝てる気がしない。) こいつら3人…悔しくないのだろうか。 と、そこへ、少し離れて傍観していた俺の元にルンマスが走ってきた。 .
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