プロローグ

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「ごめんね、せっかくスタンしにきてくれてたのに…こっちに引き付ける事できなかった。」 この3人のリーダーをしているルンマスが、俺に向かって頭を下げた。 「…いや、テイカーはあんたに集中しようとしてたが、あの赤い髪のシャドウが上手くコーチングしたからな。」 相手は状況判断が上手かった。 「うん。でも、ホント、ごめんね。」 (仮にスタンが上手くできていたとしても、火力の差は明らかだったからな…) 「そんなに謝らないでくれ。どのみち勝ち目の無い試合だったんだから。」 俺はルンマスに告げた。 「そんな事ないよ!!やり方を工夫すれば絶対勝てる!」 急にムキになったボーネンとやら。 「諦めたらその時点で可能性は0になるよ?駄目だよ、諦めたら。」 …綺麗事か。 .
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