89人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめんね、せっかくスタンしにきてくれてたのに…こっちに引き付ける事できなかった。」
この3人のリーダーをしているルンマスが、俺に向かって頭を下げた。
「…いや、テイカーはあんたに集中しようとしてたが、あの赤い髪のシャドウが上手くコーチングしたからな。」
相手は状況判断が上手かった。
「うん。でも、ホント、ごめんね。」
(仮にスタンが上手くできていたとしても、火力の差は明らかだったからな…)
「そんなに謝らないでくれ。どのみち勝ち目の無い試合だったんだから。」
俺はルンマスに告げた。
「そんな事ないよ!!やり方を工夫すれば絶対勝てる!」
急にムキになったボーネンとやら。
「諦めたらその時点で可能性は0になるよ?駄目だよ、諦めたら。」
…綺麗事か。
.
最初のコメントを投稿しよう!