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男は、怯えた表情を沖田に向け…
「………た…頼む。命だけは…」
と懇願した。だが、沖田は見向きもせず男に向かって刀を振りかざした。目の前に迫る刀。男は、目を瞑り、くるであろう衝撃を待った。が…………
男side
あれ?痛くない。
男は目を開けると、刀の先が目の前にあった。少しでも、動いたら切れる距離。動くなという刀から伝わって来る重圧に男は、身動き一つ出来なかった。
『今日は、これぐらいにしといてあげます。早く、私の前から消えて下さい。
じゃないと殺しますよ★』
男は、悔しそうに立ち上がったが、直ぐ様笑う。狂ったように。
「くくくっ」
急に、笑い出す男に怪訝な顔を浮かべる沖田。
『何が可笑しいんです?』
「だってよぉ。お前がここで死ぬと思うと笑いが止まんねぇんだよ」
『は?何言って………』
沖田は、気配を感じ振り向くと
路地の前方と後方に男の仲間と思われる者達が多く立っていた。
沖田side
『チッ』
沖田は、小さく舌打ちをした。
いくら私でもこの人数相手はきつすぎる。罠を張ったつもりが、逆にはまる事になるとわね。
沖田は、男達を見つめ
私、ここで死ぬ訳にはいかない!!!
生きて近藤さんのために戦うんだ!!
『一番隊組長沖田総司。参る』
そう言うと沖田は、敵に向かってかけていった。
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※この先、血の表現があるため気分を悪くしてしまった方は申し訳ありませんm(_ _;)m
先に謝まりたくて😞⤵
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