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次々と敵を斬って行く沖田……
舞う血は止まる事を知らず、宙へと…。刀は、人の油と血で怪しく光っていた。
まるで、【夜 叉】
その光景を見た男達は、一瞬怯むが沖田に向かって行った。
『ハァ…ハァ』
目が霞む…。
一体何体切ればいいんだ?
次第に疲れを滲ませる沖田。
それは、精神的にも肉体的にも彼女を追い詰めてく。
そんな時、頭に鋭い痛みが襲った。尋常の無い痛みに思わず目を瞑った沖田は…
「「総司、危ないっ!!」」
背後に忍び寄る男に気付かなかった。振り向いた時には、男が刀を振りかざしていた。
『ザッシュッ!!』
刀が肩をとらえ、重力に逆らう事なく倒れた。
『バタッ』
「はっ
沖田を倒した……。やったんだ。ついに。仲間の仇を。はは…ははは」
「ねぇ倒したって誰を?」
「そりゃおきt…を…?「ヘー沖田をね」や…やめろ…グハッ」
男は、見知らぬ男に、胴体を真っ二つにされた。汚れた血を払い鞘にしまい、沖田の元へかけていく。
「総司…死ぬな…僕を置いていく
な…そう…じ」
薄れゆく意識の中で聞こえた愛する人の声。
ごめんね…もうすぐ帰るから
貴方の元へ
でも、今は…今だけは寝かせて
とし……まろ
彼女は、目を閉じた。
と同時にこの世界から忽然と消えた。愛する彼の前で…
「「総司ぃぃぃ!!」」
彼は、泣きながら叫ぶ。何度も何度も。だけど、彼女には届かない。
「嘘だよね?僕をおいてどこかにいくなんて………嘘だよね総司ぃぃぃ!!」
彼もまた 神の悪戯に巻き込まれた。時と時。歪んだ時の波動は、神の想像を超え歴史を変えていく
物語は始まったばかり
第1話 終了
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