第2話

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新撰組屯所。夜の医療室。 そこに運ばれた人影。 辺りは、騒然に包まれた。 「山崎っ!!総司は?」 「はい。今から診る所です。 肩からの出血が酷いようなので、早く手当てしないと…。」 「そうか…。 山崎、総司を頼むぞ」 「了解しました。副長」 副長と呼ばれた男は、医療室を出て行った。 山崎は、沖田の治療を始めた。 肩からの出血が酷い。 これは、刀でやられたものだろう。 でも……、床にふせていたはずの沖田さんが何故?こんな怪我を…。 彼は、疑問を浮かべながら沖田の着物の帯を緩めた。帯が緩まる事で露になる身体。 「っ///////」 顔に熱が集まっていくのを感じた。 男にあるはずの無い膨らみが二つそこにはあった。 「沖田さんは、女やったんか…」 なるべく身体を見ないようにして、肩に包帯を巻いた。 何故、沖田は女の身でありながら此処(新撰組)にいるんだろうか? 返答の無い問い。 しばらく考えた後、彼は、沖田を見つめていた。 その答えを導く為に。 だけど、答えは見つからない。 彼は、諦め天井へと姿を消した。 そして、夜が明ける。
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