プロローグ

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沖田side 先程の土方さん………… すごく真剣な表情だったので、驚きましたね。 それにしてもここ最近見る自分そっくりな男の夢は一体……? 沖田は、そう考えながら屯所を後にした。非番の時にだけ家族と過ごす家に向かって足を進めた。 屯所を出てしばらく経った頃、ふいに私をつけている気配気づいた。恐らく、甘味屋を過ぎた辺りからだろうか? 気のせいであってほしいが………。 沖田は、歩く速さをあげた。 これで、相手が足を速めれば敵。 腰に差してある刀を握り、相手の出方を見計らった。 すると、相手も沖田に合わせ足を速めてきた。これで覚正が持てた。奴らは敵。斬るべき者だと。 相手は多分、幕府側の人間だろう。それもこの天皇を中心とした新しい日本に不満を持つ武士達。 人混みを上手く避け、狭い路地裏に潜り込んだ。そう。敵を誘き出すために。 ?「……………ッチ!!」 相手は、直ぐ様沖田の後を追った。 ?side バレたか。 流石、沖田総司だけはあるな。 男は、沖田の後を追った。 罠とは知らずに…………………。    
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