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ら「軽く化粧して…」
楓のキメの細かい綺麗な肌に、軽く化粧をする。
とても化粧の乗りがよかった。
薄くライナー入れて、香水。
香水は甘いジャスミンの薫り。
楓に合うかと思って買って置いた。
予想通り、楓の美しさを引き立たせた。
先程切って貰ったばかりの髪の毛を、緩くパーマをかけて結ぶ。
ゴムはピンクとイエローの細いゴムが２連になっている。
楓の茶髪にとても映える色だ。
ら「終わったよ。楓」
楓に手鏡を渡す。
楓はゆっくりと自分の顔を見た。
そして数秒固まった。
か「これ…僕…なの？」
ら「楓だよ。楓は元々顔整ってるんだよ。これでわかったでしょ？」
か「うん…。ありがとう…嵐くん。僕、自分に自信つきそうだよ…」
楓はにっこり笑い、そのあと自分の新しい姿をマジマジと観察していた。
ら「楓、デートしよっか」
か「え？…今デートしてるんじゃないの？」
ら「デートだけど…外に出ようって話」
か「あ、うん！」
いつになく嬉しそうな楓に、先程買った服を来てもらい、外に遊びに出掛けた。
いつも隣にいる楓とは違い、自信に満ち溢れた楓はとても魅力的だった。
可愛い。
可愛い。
可愛すぎる！
なんだか緊張する…。
だあぁぁぁ！
なんで俺が緊張してんだ！
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