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蓮華はモテる。
綺麗で明るくて友好的。
一方俺は、どちらかと言えば地味系に入る。
そんな正反対な蓮華をどうやってオトしたらいいのか、俺が知るわけない。
ショックでお弁当が余り食べられなかった。
━━━帰り━━━
れ「まーなつ、かーえろ」
ま「あぁ、今行く…」
クラスメイト(ク)「あー、蓮華くーん、カラオケ行かない?」
れ「カラオケ?真夏は誘わないの?」
ク「綾見ー?モサいから誘わないよー」
れ「は?てめぇ…真夏のことバカにしてんなよ…」
蓮華はクラスメイトが俺をバカにした途端、優しい顔が嘘の様に怖くなった。
その子は驚いて涙目になっていた。
俺は別に言われ慣れてるから平気だし、彼が可哀想だ。
ま「蓮華、そんなに怒るなよ。俺は全然気にしてないから。カラオケ行って来いよ」
れ「…………帰るよ、真夏。気分悪ぃ」
ま「え、ちょ…れんげっっ」
蓮華は俺の腕を取り、教室を後にした。
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