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ま「あの…れんげ…?」
れ「ねぇ真夏。俺が今から言うこと、真夏を困らせるかもしれないけど、言ってもいい?」
蓮華は俺をぎゅうぎゅう抱き締めながら言ってくる。
聞いてあげよう、そう思った。
ま「大丈夫。いいよ」
れ「俺ね、真夏がバカにされるのが嫌だった。
だから今回イメチェン提案したんだ。
そしたら思いの外可愛くて、皆にワーワーキャーキャー言われて、女にも男にもベタベタ触られて…。
見てるだけでムカついた。
思っちゃいけないんだけど、こんな風になるんだったらイメチェンさせるんじゃなかったって…俺、思っちゃったんだ…。
俺だけの真夏だったのに、皆にとられて…嫉妬した…ごめんね、真夏…。
でも、最後に言わせて。
俺、真夏が好きだよ」
ま「……ふへ…??…好き…?」
れ「うん、好き。大好き」
ま「……ええ?!うそっっ…お、俺も…好き…」
れ「うっそ、マジ?!」
ま「蓮華こそ、好きな人出来たってあんなに喜んでたのに…」
れ「あ、あれは真夏の反応見て、駄目そうだったら諦めようと思ってやっただけ…」
ま「え…俺めっちゃ傷ついたのに…」
れ「…ごめん。でも真夏のこと好きなのは本当だから。付き合ってよ、真夏」
ま「勿論…宜しくお願いします…」
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